#・・・というか、一応セラピーを、セッションとフツーは書くので、あえてセッションと書かせてもらう。
コメントにも登場いただいたのだけど(ありがとうございます~!)
矢野惣一先生の
本を読んだあと、あんまりにも衝撃だったのだろう、早速サイトのコンテンツを片っ端から読み、かつメルマガもバックナンバーを全部コピーし、とにかく、何かにとりつかれたようになって、先生の文章を目で追う日々が続いた。
そして、ほどなく、もうこの先生のセッションを受けないとあたしはいよいよマズイかもしれない・・・と思い、先生の本出版講演会を直前に控えたある日、メールでセッションの申し込みをした。
結局、日程的なことなどがあり、間が空いて(講演会があったとはいえ)最初のセッションが叶ったのは、ちょうど1か月ほど前のこと。
朝10時に先生のセッションルームに。家からは比較的行きやすいエリアで、かつ、何度か以前の仕事でも来ていたので、迷うこともなく、スムーズに。
さっそくルームに招き入れてもらい、用紙に受ける目的などを記載して、それをもとに話を進める。
今でこそ、先生とのカウンセリングではそれこそ、笑いもでるくらいまでにはなったけれど、この日のセッションはもう椅子に座った途端、涙が止まらず、何度拭いても拭いても涙が止まらない。うん・・・・もう堰を切ったように・・・という表現が適切かもしれない。
泣きながら、少し前に自分が受けたココロの傷の状況をはじめとして、これまで自分が味わってきた数々の苦しみ、痛みのことを・・・・・
親にも仲のいい友人にも、とにかく現在のあたしの周りにいる人には一切言わずに、自分の中に秘め続けてきた色んなことを・・・・先生に打ち明けた。
・・・話すたびに、・・・脇においてあったティッシュでつくった玉はどんどん大きくなっていく。
あんまりにも言えないことを抱えすぎていたのかもしれない。
でも・・・現実、こうするしかなかったのだ。
確かに話したほうがラクだったかもしれない。だけど、自分の周りに話したところで嫌われたら困るよな・・・とか、色んなことを考えてしまって、結局自分の問題だから・・・・と全て自分の責任のもとで、全て自分で処理をしてきた。
だけど、今にして思うとあの時の経験は・・・・今のあたしを形成する大きなきっかけにもなったような気がする。つまり・・・自分の責任において、自分で処理する、という経験があたしには必要だったのだ。
・・・・ひととおり、長い長いあたしの話がひと段落ついた時に、先生から質問を受けた。
「今日、ずっと最初から泣いていらっしゃってますけど、それはどんなところから来ていると感じてますか?」
・・・・一瞬考える。
でも、頭で考えるのをやめて、本に書いてあった通り、自分の体を探ってみることにした。
・・・・辛かったから泣いてるのでもない、悲しかったから泣いてるのでもない。
とりあえず、一時期のヘビーな状況からは脱していたので、そういうところからではない、というのは明白だった。
ふと、ココロの状態が受ける前と少し様子が違うような感じを受けた。
・・・・ホッとしてる感じだった。
そう、初めて自分が抱えていたありとあらゆることを、涙とともに吐き出すことができたのだ。
・・・・そういうところから来ている久しく感じてなかった感覚・・・安堵感というのに近いだろうか。
・・・この時、初めてずっとガマンしていた自分を再認識した。
頭だけで考えて、ずっと自分ひとりでしょいこんできた辛さ、悲しさ、悔しさ・・・・といったネガティブな気持ちを抱えて、必死に毎日を送るしかなかった、少し前の自分。・・・・何年も続けてしまった。
・・・・何年も続けてしまったためか、自分自身をずっと好きになれずに。
・・・・結局、先生とのセッションはカウンセリングに終わってしまった。
とはいえ、先生とのセッションで、ホントにここまで頑張ってきた自分を認め、新たに歩み始めてもいい、という許可を自分自身に与えてもいいんだ・・・という気持ちを持たせてくれるきっかけにもなったし、このセッション以降、いよいよ自分の目的が明確になり、決断をするようになった途端、まるでハイヤーセルフ(いわゆる自分の中にある魂の部分ってところかな)からも、オッケーだよ!と言わんばかりに、今、自分自身に色んな変化が起きている。
今はそれを楽しんでるし、これから自分から起きるであろう、色んな出来事への予感を思うと、ワクワクした気持ちにもなってくる。
それにしても・・・・不思議なものだ。
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後日談◆
セッション中に先生からもらったサインにはこう書いてあった。
”よくここまで頑張ったね”・・・・・
これはこのセッションが終わり、ふとしたきっかけで先生の本を見返した時に気がついたのだけど、この文字を見たときに、涙が溢れて仕方なかった。
先生ってこんな言葉を書いてくれたんだ・・・・
これまで経験したことは・・・確かにフツーに考えたら、かなりヘビーだし、ヘタしたら相当ダメージを背負うことになってたはず。
実際、あたしが経験したことは・・・、中には自ら命を絶つ人も・・・世の中にもいる。
だから、さすがに、絶望しかけたこともある。もう生きていても仕方ない。
すべて、自分が夢を持ってやろうとしていたことだったのに、結果的に八方塞がりになってしまったのだから。なので・・・呆然と日々を送っていた。最初は。
でもこのままじゃいけない、自分の人生を立て直さなきゃいけない!と歯を食いしばって戦ってきたのだ。
こんな経験をした自分自身に対して、腹も立ってたし、情けなさも感じていたのに、初めて矢野先生という、あたしにとっての師匠が認めてくれたことで、ようやく、自分自身に対しても、”ああ、頑張ってきたんだな・・・・”と認めることができたのだった。
・・・・そう、今のあたしがあるのは先生が書いてくれた、あの一言がとてもとても大きい。