今日はレディースデーだったのだけど。
なんせ、新宿では来週で終わり。しかし、まだ見たいのがいくつか控えているもんだから、券もあったし、見に行ってしまった。女性の方すごーーーく多かったなぁ(笑)
「50回目のファースト・キス」
常夏のハワイで旅行者を次々ととっかえひっかえの状態を楽しんでいた、プレイボーイ・ヘンリーは、ある朝カフェで地元の女の子ルーシーに一目ぼれ。思わず声をかけてしまう。
その場で二人はすっかり打ち解けたのに、翌日、再びカフェで一緒にモーニングを食べようと、ヘンリーがルーシーに近づくと、彼女はなぜか冷たい態度を見せる。
すっかり混乱するヘンリーに、カフェの店員が打ち明けてくれた。
・・・・彼女は一年前に父親と帰途に向かう途中、牛をよけようとしたところ、ハンドル操作を誤り、交通事故に。頭を強く打ってしまい、その後遺症で、一晩寝ると前日起きたことをすべて忘れてしまう記憶障害になっていた。
ところが、彼女を本気で好きになったヘンリーは、翌日忘れられるのを覚悟の上で、毎日彼女を口説きはじめてしまう。彼女の父親と弟に反対されつつも・・・・
さて、この恋はどうなる?
あああ~~~(涙)ハワイが舞台となったこの映画。
ええ、トーゼン見なくてはいけませんって★あああ、これでますますハワイに行きたくなった・・・・ああああああ(涙)
定番のライオンコーヒーが出てくるし、SPUM、ワッフル(これが、実は映画中のキーワードのひとつだったり)もでてくるし、あと、やはりハワイなので、日系人のじいさま(笑)が出てくるところも芸が細かい。
といった感じでシチュエーションは問題なしというか、完璧でしょ(笑)
それになんといってもドリュー・バリモア演じるルーシーと、アダム・サンドラー演じるヘンリー、そして、彼らを囲む登場人物&その動物たちの魅力的なこと!
難病ものって、結構お涙ちょうだい的な感じに一歩間違えると、なったりするじゃないですか。
でも、これは切ないけど、最後は温かい気持ちにさせてくれるんですよ。ホント。
この映画のポイントをあげるとしたら・・・これは他のブログさまでも取り上げているのだけど。
記憶障害になっている彼女と毎日、毎日初対面から始めて、時にはコミカルに・・・^^愛を告白し続けるという途方もない挑戦に挑むのだけど、何度でも再挑戦できる・・・・というところかな。
それがまたとってもポジティブなのです。で、とっても健気で、ついつい感情移入したくなります。
・・・・・しかし、この映画はこれだけではないんです。
過去に生きてる彼女からしてみたら、このまま自分といても未来を無駄にさせてしまうことを恐れ、一度はヘンリーとの別れを決意してしまうのです。
ルーシーの日記には毎日のようにヘンリーの話が書かれていました。しかし、それをあえて抹殺することで、自分にとっても、彼にとっても得策・・・だと思ったんですね、きっと。
とはいえ、ヘンリーからしてみたら、今までたーくさん、ルーシーにエネルギーを注いでいるのにもかかわらず、自分の存在をあえてなかったことにする・・・・それは抹殺という言葉に代えてもいいのですが、かなり辛くも悲しいことでもあるんですよね。
ルーシーにしても、その辺は同じなのだろうけど、でも、口説いたほうがそのダメージは大きいことには違いないわけで。
実際、ヘンリー自身・・・・一度は島を出ようとするんですけどね。
とはいえ、そのあとの展開がまた・・・ね、あたし的にはちょっとホロリと(苦笑)
全体的にも、コミカルなヘンリーの演出の部分と、対してシリアスなルーシーの演出の部分がううまく調和も取れてるような感じですし、脇役のキャラのコミカルさ&動物の可愛さも手伝って、なかなか魅力的な映画だと思います。ホント、こーゆーちょっと切ないけど、ほのぼの~としてしまう映画もいいものですね、うん。
・・・・DVD出たら多分買う(笑)