今、東京ではこの
「アイランド」宣伝カーを見かけることができるのだけど。ま、それはともかく・・・・
はは・・・折角のレディースデーだっつーのに、しっかり前売り券を使ってしまったあたしなのでした。
舞台は近未来の2015年。(もしかしたら2017年だったかも~)
食事から睡眠から服、靴にいたるまで・・・・ありとあらゆる事柄、全てが管理されたあるコミュニティがあった。そして、ここ。・・・・大気汚染から隔離されており、”安全”といわれる場所でもある。
このコミュニティに住む人間のクローンといわれる生物たちにとっての夢は、”アイランド”に住むこと。彼らは何のギモンもなく、ただただ、この夢を自分たちのものになることだけを祈って日々生活していた。
しかし、他のクローンたちと同じように生活していた主人公のリンカーン(ユアン・マクレガー)は次第にこのコミュニティにギモンを抱くようになった。
そして・・・・そのギモンは、やがて、ある現場を見たことで、彼の中で事実と変わってしまう。
そう・・・・この”アイランド”に住むことは・・・・まさに「死」を意味するのだった。
富を得た人間たちのいつまでも若く、美しくetc・・・といったあくなき欲望のために使われる臓器を摘出し、最後はゴミ同然として扱われていく・・・・その現場を見たリンカーンは、ジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)とともに逃亡するのだが・・・・・
・・・とにかく
アクションシーンが派手、ハデ、はで!!!!
ここまでやるか!っていうくらい、とにかく壊しまくる(w
トラックでしょー、車でしょ、パトカーでしょ、あと、ビルでしょ、ビルの看板でしょー、ヘリも壊れたんじゃなかったっけ。
もうあっぱれ!と思わず観ながら、こっそりつぶやいてしまったほどの壊れっぷりなんだもん。
でもって、テンポ感もまた絶妙というか、最初は少しタルいかなーとも思って観てたんだけど・・・
逃亡し始めたシーン辺りから、もうスクリーンから目を離すことができなくなった。
スピード感が凄いし、やはりうーん・・・・そこらへんはハリウッド映画なんだろうな。
ただ、これってSF映画のようで実はアクション映画の要素も強いので、純粋にSF映画を期待していくと、あれれ?と思うかもしれない。
あたしも最初はSF映画かなーと思ってたんだけど、フタ開けてみたら・・・あ、そーだったのね、って感じだったもん(w
#なんせネタバレしまくりという各ブログさまでもご指摘があった、予告編見てなかったしさ^^;
ま、ハナシ自体は結構・・・単純です。
逃亡して、くっついて、最後は組織のボスと戦いの末、みんなを解放してめでたしめでたし(笑
という感じなので、その割には結構時間も長かったな。
人間のクローンというところでもう少し話を広げてみると、まぁ、いつまでも若く美しく・・・ってのは
気持ちとしても分からなくはない。むしろ、当然の欲求でもあるわけで・・・・(特に美にこだわる方はそうでしょう、うん。)
だが、クローンという科学的な技法を使って、そういった欲望を満たすってのは果たして、どうなのだろう?と思う気持ちがあって。
あたしなら、クローンの臓器とか皮膚とかを使ってまでは・・・ヤダな。
・・・・なんかその時点でもう別の人間になったような気がするもん。
・・・・人間のカラダは一応、親から生まれもったカラダなわけだ。
で、まぁ、病気とかで、臓器移植とかさ、そゆのはまだしも、純粋に若くありたいために・・・という目的だけのために、わざわざ利用するってのはどうも、あくまでもあたしの考えではあるけれど、理解できないというところはある。
せめてクローンというか、コピー作るなら、例えば、自分の代わりに仕事してくれるとかさ(をい)、あくまでも自分が何かにかかって手が離せない・・・・、まさにネコの手を借りたいっ!ってな時に使うんなら・・・・こりゃおおいにアリだと思うんだけど。
うん、これなら、かーなり色んなことできるよ。
カラダがふたつあったら、その分、できることも増えるわけだから、自分次第でどーにでも可能性広げられるのよ。
・・・・そうなのだ、いつまでも若く・・・・って捉え方によっちゃ、老いについての恐れがそこには存在していて。・・・・で、どことなくネガティブな雰囲気が漂ってるような気がするから、あたしは違和感を感じるのだな。・・・・ああ、納得しちゃったよ(笑)
というわけで(苦笑)
クローンについての洞察もできてしまう、この映画・・・・なかなかの娯楽映画でございます、ハイ。