いやぁー、なんか下世話というか(笑)
完全にアメリカ万歳っ!なのはいーんだけど、でも一方で自分たちの国を茶化してるところも忘れてないところはよかったかなぁ。
っても、こんな映画、確かに日本では無理。アメリカだからできるんだろーね。
「サウス・パーク」のトレイ・パーカーとマット・ストーンのペアによる、全編パペットを使用して撮影した一大パペット・コメディ絵巻で、ある意味、「サンダーバード」を超えてるかも(苦笑)
TEAM AMERICA
世界平和を守るという使命に燃え、世界のあちこちで、お騒がせしつつ?無差別にテロリストを相手に戦うチーム・アメリカ。しかし、パリでメンバーひとりがテロリストにより命を落としてしまう。
そこで、リーダーのスポッツウッドは新しいメンバーとして、ブロードウェイに立っていたゲイリーをターゲットに。舞台俳優として、圧倒的な演技を見せた、彼に一目ぼれ。
すかさず、舞台が終わったところを狙い、ゲイリーを説得する。
チームアメリカとしては、彼の演技力が是非ともチームに必要だった。
しかし、俳優としてビッグになりたいというゲイリーは、一度は勧誘を断るものの、チームの一人リサに一目惚れしてしまい、チーム・アメリカ入りを決心。
アラブのテロリストを壊滅させたチーム・アメリカだったが、しかし北朝鮮のキム・ジョン・イルが、世界征服を狙ってお膝元のアメリカのハリウッドの俳優たちと契約を交わしていた‥‥
チームアメリカの面々は無事に世界を救うことができるのかっ?
最初の舞台は優雅にパリ。しかし、テロリストがでてきてからはガンガン壊す、こわす。
エッフェル塔も凱旋門も見事に爆破してる。
なのに、上のほうを見ると、堂々とピアノ線を見せてるところが笑える(笑)
一応、世界平和のために戦ってるヒトたちなんだけど、実は凄くアメリカ国内からも非難ごうごうで(確かに・・・結構自己満足かましてます、このヒトたち)アレック・ボールドウィンを筆頭とするハリウッドの俳優連盟からも敵対視、当然マイケル・ムーアもアンチ・チーム・アメリカの強烈なアジテーション運動を展開してるほどの嫌われぶり。
ちなみにこんな方々が出てきたりします。
ショーン・ペンやティム・ロビンス、スーザン・サランドン、マット・デイモン、ヘレン・ハントといった面々ですが、特にマット・デイモンはセリフが、自分の名前しかない(苦笑)というのは、一体どーなんでしょうかねぇ・・・((^^;;
で、後半になってくると、これらの人たちと、まさにハデな戦いぶりを展開。もうすさまじいっす。
・・・・この辺りは結構ファンの方はたまらないモノがあるかもしれませんが、ま、大目に見てあげたほうがいい・・・かな。
あ、パペットはどなたも結構似ていましたね(笑
そうそう、この映画のポイントは他にもありまして・・・・
・対テロリストに対してはピン・ポイント爆撃しかできない(笑)
ゆえ、テロリストが移動するたびにあちこち爆撃しまくり。実はあんまり要領得てない?(笑
・北朝鮮の金さんの私生活と甘い歌声
いやぁー訛りある英語でございましたが(例えば”やっつけるのだ”という単語があるとすれば、”やっちゅけるのだ”ってな感じ)異様に似ていた。
でもって、ストーリーの中で「♪僕はひとりぼっち~♪」と歌うシーンがあり、思わず絶句(苦笑
・ミュージカルはエイズの映画
ゲイリーが、スカウトされる前に出ていた舞台が、なんとエイズネタ・・・((^^;;
それを見ながら、観客を泣かせてしまうのは・・・・うーん▼
・カンフー・アクション
回数こそ多くないっすけど、パペットにしてはよく動いてたかな、と。
アクション面だけで見たら、結構凄いかも。
・すごくエッチなラブシーン
・・・この映画って実は18禁らしいんですが(苦笑)えーえ、とーーってもエッチです。えー、あんなこともこんなこともやっちゃうんだぁ????(@_@);;;という感じ。
いえ、パペットですから(苦笑)別にアレなんですけどねぇ・・・
でも、どうも実際、このシーンって、MPAA (アメリカの映倫のようなものだ) からクレームがきて、カットされた部分もあったとか。ヘタすれば成人指定になってたかもしれない。
そのくらい、ある意味キョーレツです・・・・(苦笑
・アクション映画のパクリシーンも。
スター・ウォーズ、マトリックス、キル・ビル、 MIB・・・といった映画のパロディシーンも。
思い返すと、ああ、このシーンは確かにそうかも・・・といった感じです。
まぁ、この映画は、賛否両論分かれちゃうかなぁ。
チラシでもありましたけど、「
心臓の弱い人、禁止用語に眉をひそめてしまう人、ブラック・ジョークについむっとしてしまう人、ハリウッド・セレブが大好きな人、挑発に乗せられやすい人」は確かに、ちとキツイかも・・・です(^^;