ほぼ毎日1本ペースで快調に今月3本目~(^^;;
当初の予定が狂った形になったけれど、実は~これも観たかったのよね。
音楽好きのココロがうずいちまいました(w
モンダイは・・・あー、ヒトラーはいつまで公開だろう・・・観ておきたいんだけどなぁ・・・・
Be Cool。
脚本家・小説家のエルモア・レナードのシャープな犯罪小説を映画化し、ヒットを飛ばした『
ゲット・ショーティ』の続編ということで。
今回も主人公は元高利貸しのチリ・パーマー(ジョン・トラボルタ)。映画業界での成功を果たしたチリだが、業界に嫌気がさした彼は、かつての稼業に戻ろうと思い始めていた。
そんなとき、インディー・レーベルを立ち上げている古くからの友人トミー(ジェームス・ウッズ)から、映画業界を描いた企画があると話を持ちかけられた。売り出したい女性歌手は、リンダームーン(クリスティナ・ミリアン)。その才能に惚れて、チリに企画を持ちかけていたところ・・・
そのトミーはチリが、席をはずした隙に、ロシアのマフィアに殺されてしまう。そこで、彼の言っていた新人リンダのパフォーマンスを見たチリは、その才能に惚れ、彼女をスターにしてみせると決意。早速、リンダのマネージャーに名乗り出るのだが……。
一応、続編モノではあるけれど、前作を観ていなくても、ぜんぜんヘーキ♪のこの映画。
配役も豪華だし、映画ファン、音楽ファン両方とも単純に楽しめる。
とはいえ、結構主役が主役だけに(苦笑)みーんなピストル持ってるし、そんでもってハメてハメられて、の繰り返し。確かに、サクセスストーリー的な要素もあるけれど、ひとつの才能をめぐっての、権力と金をめぐる戦いも随所に出てくるわけで。
おまけに、映画業界も音楽業界もヤクザな世界~♪なのは事実みたいだし、そういう意味では少しでもこれらの世界にヘンに夢見てるまま・・・観てしまうと、幻滅してしまうかもしれない。
だから、ああ、こんなものなのねー、ってなふうに割り切った上で、観たほうが多分、気持ちよく、そして楽しく観れるんじゃあないかな。
と前置きはここらにして。
というわけで、ずばり、素直に面白かったと、思える作品かな、あたしにとっては。
冒頭には、トム・ハンクスが少しだけ出てくるし、最後なんて、ザ・ロック(このヒト、プロレスラーだったのね^^;)と、ニコール・キッドマン(ああ、やはり奥さまは魔女のニコールはかわいいわー(とまだいふヤツ))が一緒に並んでたり、細かいとこをあげるとキリがないけど、映画ネタも随所におりこみつつ。
#ダニーデビートも出番こそ少なかったけど、やっぱ、このヒト好きだなぁー。存在感ばっちり。
そして、音楽ファンでもあるあたしにとっては、やはりエアロスミス(♪)のステージシーンやら
スティーヴンと、ジョーがセリフ言ってみたり(♪)はてまた、近々来日も果たす、ヒップホップとオーガニック・サウンドの融合で人気を集めている
Black Eyed Peasやら、亡くなったトミーの妻で、インディーレーベルを切り盛りする、「イーディ(ユマ・サーマン)が「(Black Eyed Peasは)セルジオ・メンデスと競演したのがよかったわー」と言ってるそばから、ホントにセルメン(ホントに久しぶりに顔見たなぁ)がステージでBlack Eyed Peasと演じてたり(笑
#あたしは気がつかなかったのだけど、じつはKISS(♪)のジーン・シモンズも出てたりしてる・・・うー。見逃した・・・・▼
そして、何といっても、リンダ・ムーン役のクリスティナ・ミリアンですかね。
冒頭でThe Emotions(ちなみに冒頭から流れるのはEW&Fの「FANTASY」で、このヒトたちも、EW&Fつながりだったりします)の「BEST OF MY LOVE」の歌いっぷりもさることながら、オーディションと称して、チリとイーディの前でピアノを弾きながら歌うシーンも実にすごい。
考えてみたら、受賞こそ逃しているものの、最近グラミーでは候補にもあがってて、まだ10代というんだから、恐ろしい。
セリフで子供のころ、「ジャズを教わった」とか何とかというセリフがあったけれど、多分、このヒト、あと10年くらいしたら、ホントにナタリーコールのようだけど、ビックバンドを従えて歌ってるかもしれない。はてまた、偉大なる、そして敬愛するシンガーのひとり、アレサ・フランクリンの後継者になってるか・・・実に歌唱力も表現力も豊か。改めてすばらしいと思えた。
そして、忘れてはいけない、主役である、ジョン・トラボルタとユマ・サーマンのコンビ。
久々の共演なんですね、そういえば。この映画のハイライト・シーンのひとつともいえる、「
パルプ・フィクション」を彷彿させるちょっと官能的(と思うけど^^;)なダンス・シーンというのも挟んでいるけれど、ブランクを感じさせない、息のあった演技を見せてくれてたんじゃあないかな。
個人的にはジョンもユサも、特別に好きというわけでもないけれど、ベテラン同士ということもあって、安心して見れるアクターであるのは確か。
そんなわけで、今回もおひとりさま~だったけれど(笑)使用された音楽がアントニオ・カルロス・ジョビンやら、ジルベルト・ジルといったボサ系から、最後は大好きな1曲である、クール&ザ・ギャングの「ハリウッド・スゥインギン」なんてのも出てきて、結構ニンマリ^^