考えてみたら、今週末から上映されるものもいくつかあって、んで、レディースデーは、3度目の正直でもある某ジョニーデップセンセのを観たいと思ってたりもしてて。
そすっとなーーに、みよっかなぁ・・・と思ったときに思いついたのは
メゾン・ド・ヒミコか、これか。しかし、メゾン・~は公開してすぐだし、NANAならある程度落ち着いたかなーとも思い、結局観にいくことにした。
ちなみにコミックのほうは友人から読みなよ~といわれたけど、結局映画が先になってしまった。
というわけで。
NANA。
主人公は同い年で同じ名前の女の子「ナナ」と「奈々」。
不幸な生い立ちを背負い、15歳の時からひとりで生き、歌で成功することを目指して、上京するパンクバンドのボーカリスト・大崎ナナ(中島美嘉)と、普通の家庭に育ち、恋人を追って上京する、恋が最優先の女の子・小松奈々(宮崎あおい)。性格も環境もまるで正反対。そして、ふたりとも20歳。
そんなふたりのNANAが、東京に向かう新幹線の中で運命的な出会いを果たす。
ゆきずりかと思いきや、結局この2人の出会いはなんと、東京でも続くことに。
出会いと別れ、そして再会と、2人のNANAの恋と友情を、音楽とともに生き生きと描いた作品。
早くも続編の公開(2年後らしい)が決まったらしい、超人気コミックの映画化。
前記したように、コミックを未読のまま、観てしまったのだが、実は予想以上によかった。
コミックをすでに読んでてファンになってる方は評価が分かれるかもしれないけれど、内容もコミックに忠実になってるそうなので、アニメ化するよりもこのような実写版にして、かえって正解だと思う。
うーん、ストーリーがかなりしっかりしてるし、観ていくうちにその世界観に入り込めてしまう不思議な魅力は確かにあるなぁ。
もっともこれはキャスティングによるものが大きいだろうと思うけれど。
・・・・で、あたしは、実は前回エントリーした「分離不安」とこの2人のNANAの姿を照らし合わせて観てしまっていたことにあとで氣がついた。
”もうひとりで生きるのはいやだよ・・・・”とナナのセリフにもあったけど、それをストレートに出せるか、出せないかの違いだけで。大崎ナナも、小松奈々も性格こそ違うけれど、やはり根本に通じるところは一緒なんだろうな。そこの部分をどう折り合いをつけていくか・・・この辺はやはりコミックを読んでから・・・・になるんだろうけれど。
そして、女の友情ってこの物語でも描かれているけれど、特にバンドというのが絡んでると、なかなか波乱万丈だったりする。(ってもあたしは経験ないけど、聞いた話で。)
その波を乗り越えたときに、初めて本当の友情って芽生えてくるもんなんだよね。
そういう意味でも、この2人のNANAの友情物語も、どう変わっていくか。
そのためにも・・・まずはコミックをしっかり読んで、また機会をみつけて追記しようと思う。