長年、権威ある米国催眠療法協会の会長を務め、現在では、ITTO(International Therapy TrainingOrganization)を設立、また、今もなお現役で、アメリカを代表するセラピストの第一人者でもある、リチャード・ニーヴス・Ph.D氏が来日。明日からワークショップとセッションが始まるのだけど、昨日は直前イベントということで、これは是非に!と思い、いそいそと行ってきた。
考えてみたら、このテのイベントに参加するのもずいぶんと久しぶり。
それに、あたしのメンター(師)である某セラピストもヒプノセラピーと、NLP(神経言語プログラミング)を併用したセッションを行なっていることもあり、一応頭ではどーゆーものかもわかってはいたけど、やはりこのような第一人者と言われる方の話を聞いておくことも、プラスにはなるわな・・・といったノリで約2時間ほど途中、簡単な催眠誘導も体験しつつ、聞いてきた。
もっともあたし自身もヒプノセラピー自体はこれから、メンター以外のセラピストの方のセッションも受けてみようか、とも思っているのだけど。
りチャード氏は実に温厚そうな方。そして、確かにセラピストになるべく生まれてきたような方でもある。・・・そんなイメージを持った。彼がこの道に進むきっかけも聞くことができた。
リチャード氏自身も30年ほど前にヘビースモーカー、ヘビードリンカー、それに加えて100キロを超える体重があり、医者にもこのままでは・・・・という宣告を受けたそうだ。
そこで、自らヒプノセラピーを受け、自身の潜在意識にアクセスしたところ、これらの状態が全てクリアになったことがきっかけで、この道を進むことに。
まぁ、ほかにも今回のイベントで色んな話をされていたのだけど、いくつか印象深い言葉を。
#催眠誘導体験もあって、なかなか有意義なものではあったのだけど、やはり日本語に慣れてるので、通訳の方を介して・・という部分がひっかかってしまって、正直思ってたほど深くは入れなかったのがあたし的には少し残念。
「人生に問題はない。その代わり、人生には選択する機会が与えられている。それは人生を違った視点で見る機会でもある。ゆえ、もう一度選択することもOK。」
「信念によってその選択そのものが簡単なものになったり、難しくなったりする。選択はやるか、やらないか、のどちらかしかなく、グレーゾーンはありえない。」
「人生には到達点が必ずある。だから結果とかを気にしすぎず、旅を楽しもう。それはまさに今の瞬間を生きることでもある。そう、人生はゲームなのだ。」
「マジメにいすぎると、カルマをつくることになってしまう。だから、もっと気楽に、そしてもっと笑おう。笑うことは波動を上げる。」
そして。
「セラピストは、自分の力で歩けることをサポートする人間。つまり、ツアーガイドみたいなところもあって、すでに必要なものは、クライアント自身に備わっているのだけど、本人がそれを見失っているから、その方向性を見出してあげること。」
・・・・ああ、まさにそう。なんでもそうなのだろうけど、結局、自分を癒したりするのは自分しかできなくて、色んなヒーリングやセラピーは単にきっかけを与えてくれるだけなのよね。
だからこそ、辛い部分もあるけど、超えたあとの喜びも大きいし、何よりも自分に信頼がおけるようになる。
・・・・そんなわけで、あたしの自己肯定の旅はやっと少しずつ進みはじめている。
半年後、そして1年後には・・・どのくらい進んでいるのだろうか。